Amazon CodeCatalyst の料金周りの設定変更は翌月から適用のものが多いので注意しよう

Amazon CodeCatalyst の料金周りの設定変更は翌月から適用のものが多いので注意しよう

Clock Icon2024.07.12

いわさです。

先日 CodeCatalyst のカスタムブループリントを試すために料金プランをエンタープライズに変更しました。

https://dev.classmethod.jp/articles/codecatalyst-custom-blueprint-from-repository/

その過程で有料プランの許可や、AWS アカウントの変更を行ったのですが、私が意図していた挙動をしなかったので注意点として共有しておきたいと思います。

背景

まず、CodeCatalyst ではスペースごとの Billing 管理メニューから料金プラン(Tier)を変更することが出来ます。
デフォルトは無料の Free プランとなっていますが、一部の高度な機能を利用したい場合はより上位の有料プランにアップグレードすることが出来ます。

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で、実はデフォルトだとこのままプランの変更は出来ません。
次のように「AWS アカウント側で許可されていないぜ」エラーとなります。

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CodeCatalyst の請求の仕組みですが、次のように請求用 AWS アカウントを CodeCatalyst スペースに関連付けることで、AWS 利用料金として請求されるようになっています。

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この請求用 AWS アカウント側で「CodeCatalyst で有料プランの使用を許可する」という設定がありましてデフォルトは許可されていません。間違って有料プランにアップグレードしてしまわないようにガードレールのような設定となってます。

請求アカウントを変更した

で、ここがおそらく多くの人には当てはまらないと思う私のイレギュラーケースだと思うのですが、個人で所有している AWS クレジットが余っているアカウントがありそちらを使ってしまいたいなという背景がありまして、CodeCatalyst の請求用 AWS アカウントを変更しました。

そう、次のメニューから変更が出来るんです。

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変更することで紐づけが以下のようにアカウント A からアカウント B に変わりました。

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アカウント B で有料プランの使用を許可

そして、このアカウント B で有料プランの使用を許可したいと思います。
アカウント B の AWS マネジメントコンソールから CodeCatalyst サービスにアクセスし、スペース一覧から対象スペースを選択して料金詳細の変更を行います。
変更前は現在のプランが Tier が Free で、許可されたプランが Free のみであることがわかりますね。

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次のように許可するプランに Paid (スタンダードとエンタープライズ)を追加しましょう。

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許可設定されました。

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その後、再度 CodeCatalyst でプラン変更をしてみると今度は成功しました。
そしてアカウント B のスペース設定を確認してみると次のように現在のプランがエンタープライズに変更されていることが、こちらからも確認出来ます。

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そう、この時点では期待どおりだなと思いこんでいました。

しばらく経過して

数日後、CodeCatalyst の料金が発生していることに気が付きました。
20 ドルなのでエンタープライズユーザーの1人分の料金ですね。7 月 4 日と 7 月 10 日に2回発生していますが今はそこは無視してください。

料金自体は想定どおりだったのですが、なぜかこれアカウント A で発生したのです。

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どうやら請求アカウントの変更反映は翌月 1 日かららしい

なんでこっちのアカウント?と思い、請求アカウントの設定画面を確認してみると、月末まではアカウント A で料金が発生し、翌月 1 日からアカウント B になるよというメッセージが表示されていました。

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なんてこった。気が付きませんでした。
というか変更時には表示されていた記憶がないので、変更後の反映までの期間に表示されるメッセージのようですね。

ただ、今回の挙動からすると有料プラン許可ガードレールの設定だけは即日で変更後のアカウントになるようなので、気がつくのが遅れました。(正しい挙動なのか?は問い合わせたい)

プランを無料プランに戻せるのも翌月から

ちなみにですが、有料プランから無料プランに戻すのも翌月から反映となりますので注意しましょう。
無料プランから有料プランへの変更は即日なのですが。

これについてはフリープランへの変更時に次のように注意書きが表示されています。

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次は月内に有料プランから無料プランへの変更を行った場合の請求プラン画面の設定です。
今月中はエンタープライズが継続され、翌月 1 日から自動でフリープランに切り替わるよというのが表示されています。

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なので、フリープランに変更したぜと油断してバンバンユーザーを追加するととんでもない料金になりますので翌月までは有料プランのままであると認識しておきましょう。

さいごに

本日は Amazon CodeCatalyst の料金周りの設定変更で翌月反映のものがいくつかあるので紹介しました。

請求アカウント変更と、有料から無料プランへの変更は翌月からなので注意しましょう。

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